オンブズマンとは、古くゲルマン民族において不法行為の被害者が加害者から損害金を取り立てるために依頼した中立的代理人を差す言葉として使われていたようです。

 しかし現在、一般的に使われているオンブズマンの意味は、特にスウェーデンにおいて長い歴史的経過の中で形成されてきた意味、即ち、公正中立の立場に立って国政、特に行政を監視する機能を持っている国民・市民の代理人の意味で使われています。

 今ではこのオンブズマン制度は、各国で国の制度として普及していますが、残念ながら日本にはありません。自治体レベルでは、平成2年に川崎市において、はじめて条例に基づいて「川崎市民オンブズマン」が作られました。

 ところで私たちが結成した「市民オンブズ鳥取」はもちろん公的な制度ではなく、自ら市民の代理人として自覚と自負を持って、県や市の行財政活動を監視しようとする私的で自立的な機関です。公的オンブズマン制度のある国ではどこでも、人格高潔で識見豊かな人が選ばれているそうなので自らオンブズを名乗るのはいささか面映ゆい感じがしないではありません。

  しかし、私たち市民オンブズ鳥取一同、少なくともオンブズでいる間は、公的にも私的にも後ろ指を指されるようなことのないよう努力しようと思っています。 なお、結成時の「鳥取県市民オンブズマン」の名称は、1996年11月2日の第3会総会においてマンの名称が性差別につながるとして「市民オンブズ鳥取」と改名されました。

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